世の中にたえて桜のなかりせば

私の心は穏やかだったでしょうに

有岡くんを好きだったお話

ジャニーズに目をつけたのは幼稚園生の時。ほとんど記憶に無いけど、母が言うには「VS嵐」をいたく気に入っていたらしい。好きなテレビ番組はプリキュア名探偵コナンVS嵐。そこからママとおばあちゃんが嵐に興味を持ち初めて、ファンクラブに入るわライブ映像は買うわ、ガチオタと茶の間の間くらいの距離感でゆるゆる応援していた。この層を生じさせた嵐は国民的アイドルだなと。(何様ですか?)

 

嵐を気に入るって言っても所詮5歳とか6歳とかだったから、完全にジャニーズとは??状態。

それから数年後、小学3年生くらいの私が突如、映画暗殺教室を熱烈に所望した。理由は「山田涼介が出ているから」←なぜ?

それから数ヶ月、私はドラマ掟上今日子の備忘録を見る気満々だった。当時も今も自担の出てないドラマは見続けられない私が、なぜかこれは初回から全部見た。理由は「有岡大貴が出ているから」←なぜ?

 

これが本当に不思議で不思議で仕方がないんだけど、インターネットに触れていないはずの当時の私の中で「山田涼介と有岡大貴は同じグループ」「私は有岡大貴が好き」「山田涼介がめっちゃ人気だからママが山田くんを好きになれば私も有岡くんを応援できる」の連立方程式が出来上がっていた。オタク費用を母に払わせようというなんともゲスい考え。こんな娘でごめん。

なんやかんやジャニーズに寛容なママに助けられ、見事ファンクラブに入会。円盤も買ってもらった。初めて買ってもらったJUMPのライブ映像は2015年の「JUMPing CARnival」だった。これは本当に凄まじいほど見た。小学5年生の1年間、本当に毎日最初から最後まで再生した。あんまりにもリビングで流れ続けているのでママとおばあちゃんがメンバーの歌声を当てられるようになった。

 

この頃から私がインターネットというものを覚え始めた。といってもスマホタブレットも所持しておらず、おばあちゃんに頼んでパソコンをちょっとだけ貸してもらっていた。毎日ちょっとずつ有岡くんに関する情報を調べに調べ上げた。まず手に得た情報は「山田くんと有岡くんが『金田一少年の事件簿』に出ていたらしい」

これまた寛大なママの協力の下、TSUTAYAさんにお世話になって全部見た。はじめちゃんと佐木くん。ところどころ「あれ、これ知ってるな……?」と思う話があって、ここで初めて気がついたんだけど、たぶん私は金田一少年の事件簿(2013年頃)をリアルタイムで見ていた。ほとんど覚えてないけど、山田くんと有岡くんを知り、有岡くんに惹かれ、冒頭の暗殺教室掟上今日子(2015年頃)に繋がったんだと思う。ほんとに覚えてないけど。

 

ライブにも当たった。実は人生初めてのライブは嵐さんだったんだけど、今は有岡くんの話をしたいので割愛します。これは本当に人生で一番の運を使ったと思うんだけど、スタトロ最前列だった。メンバーが5人、回ってきてくれた。有岡くんもいた。本当に目の前に有岡くんがいて、放心してしまって、あんまりよく覚えていない。母に言わせると「お肌がツルツルピカピカだった」そうだ。魂がさまよい出ていた私にはそこまで観察する余裕はなかった。

 

母の方針では基本雑誌は買わない、CDは1形態のみ(ありがたいけど!)だったから、テレビとハードディスクにはかなりお世話になった。テレビの出演情報をこまめに調べて、歌番組は絶対に逃さないようにした。有岡くん、毎週火曜日にヒルナンデスに出演してるんですよ。これは学校に行ってて見れないから録画して、毎週火曜日だけちょっとウキウキしながら帰ってきて、有岡くんのロケがあったら喜んで、なかったらワイプ見て。

生放送でいじられてる有岡くん、振られたらやるけどスベったら恥ずかしそうに笑う有岡くん、全方面に気を遣った発言をする有岡くん、月並みな表現しか出てこないけど、ヒルナンデスで感じられる有岡くんが大好きだった。オタクの贔屓目だけど、共演者の皆さんからすっごく愛されているなって思って、私も有岡くんみたいになりたかった。

 

有岡くんから気持ちが離れた原因は(今でも好きだけど!昔ほどではないけど好きだけど!)大きく分類してたぶん2つあって。

ひとつはヒルナンデスでの面白さが感じられなくなった。もともとすごく面白いわけじゃなかったんだけど、愛嬌というか、愛らしさや仕事に対する貪欲さが垣間見える有岡くんが好きだった。マンネリ化したというか、いつからか毎週毎週同じことの繰り返しだった。JUMPの冠番組が放送されない地域に住んでいたから、ヒルナンデスがすべてのバラエティと言ってもいいほど私にとってヒルナンデスの影響は大きかった。

もうひとつは、間接的な理由だけど有岡くんに熱愛報道が出た。写真は一枚も撮られていないのに、知人による証言とかいうやつだった。真実は闇に葬られたわけだけど、真偽がどうにせよ有岡くんのメンタルのやられ具合がすごかった。

熱愛がでた翌日とか翌々日とか?とにかく直後に出演した生放送の歌番組で、はっきりわかるほど笑顔が引きつっていた。口元は笑ってるけど目が笑ってない。熱愛報道よりも有岡くんから笑顔が消えたのが辛かった。「普段この人どんな風に笑ってたっけ…?」とわからなくなるほどだった。

それから一ヶ月くらい、生放送ヒルナンデスもメンタルが回復していないのが見て取れた。まず前髪を切らない。私がヒルナンデスを見始めて以来、彼が前髪を伸ばしているのは初めてだった。むしろ切りすぎて「トリミングじゃ〜ん(犬の散髪)」とファンに言われるほど、どんなに長くても目にかかるギリギリのラインで仕上げてくるのが有岡くんだった。「普段きちんとしてる人の前髪がケアされていない=自分を大切にできてない」だと思っているのであの頃の有岡くんは見ていて辛かった。

ちなみにこの年のカウコン、シャッフルメドレーで有岡くんは一度もカメラに抜かれなかったし、なんとびっくり熱愛のお相手さんのCMが流れてました。我が家の空気は凍りつきました。

 

いろいろあって気分が落ち込んでるところで、コロナ。この頃に、どこから見つけてきたのだろうか、ママがYouTubeを見てSnow Manにハマる。ママの影響でおばあちゃんもハマる。二人から執拗にSnow Manを勧められ、乗り気じゃないのに渋々YouTubeを見させられたところ、なんとまあかわいい(チョロ)

ちょうどこの頃にあった生配信のFab!と圭人の脱退をもって完全にJUMPを降りた。今でもJUMPはキラキラしたアイドルだと思ってるし、輝いてるJUMPを綺麗な思い出のまま終わりにできてよかった。本当に。Fab!の世界観の中、お伽噺(JUMP)を綺麗なまま箱に入れて包んだ。

 

現場に〜とかTwitterで友達とオタ活〜とかできない分、己の精神的なものだけでずっと有岡くんが好きだったから、ほんとうにこのまま手放していいんだろうかと。約7年間好きだった。小学校に入学したベイビーが中学校に入学してしまうレベルの片思い。もはやキモい。高校生のいま、小学生のころと比べると随分と一年が早いなあと思うけど、人生において最も一年を長く感じる小学生の頃から約7年間ずっと慕ってきたので、ほんとうにこのまま手放していいのかと。決して有岡くんのことが嫌いになったわけではないのでよけいに。

しかもこの有岡くん、ずいぶんとやってくれる男で、『SENSE or LOVE』に収録されているソロ曲で「Bubble Gum」とかいうトンデモ曲を披露してくれやがった。どう解釈しても味が出る、まさに噛めば噛むほど味が出るガムのような曲なんですけど、どなたか、有岡担の方の「アイドルである自分を、味がしなくなったら捨てられるガムに喩えた」という解釈を思い出した瞬間にぶっ飛んでしまった。これ読んだ当時はまだ有岡くんラブラブチュッチュだったので「私はこのガムを未来永劫味わい続けるだろうガハハ」くらいの気持ちだったんだけど、いざ自分がガムを捨てる側になると、重くのしかかってきますね………。いつまでも尾を引いて離れてくれない有岡くんがこの世で一番恐ろしい男だと思います

 

 

さて、なんやかんやあって無事Snow Manの深澤さんに沼落ちしたわけですが、深澤さんを求めてJohnny's Gaming Roomを覗くとこれがびっくりなんと有岡くんがいるんですよ!!この男やってくれたな。わたし多分自担にかなりバイアスがかかるタイプで、脳内のキラキラフィルターを通して常に自担を見てるから「自担」でしか感じられない感情があるんですけど、それを今深澤さんに感じていて有岡くんには感じないの、ああ私って担降りしたんだなあと日々思う。ただこのフィルターがかかるか否か、であって自担以外のメンバーもみんな魅力的で好きだなと思うんです。もちろん有岡くんも。

 

やっぱり、有岡くんはすごい。頭がいい。自分に任せられた仕事(MC)を軸に展開しつつ、全方面へ配慮や枠にハマりすぎてないちょっとした抜け感(悪ガキ感?)がある。言葉選びも丁寧。仕事ができる上に人間として完成してるなあと思うし、今でも有岡くんは憧れですね。私は有岡くんのような人になりたい。

生き抜く上での賢さというか、実は子役のころから芸能界に身をおいていろいろ見てきた有岡くん、私の狭い世界の中での話になるから全然指標にならないけど、今まで見たことある人のなかで1,2を争うくらい人と接する能力に長けているなあと思います。これは自担フィルターかかってないです。何様ですか?って話だけど。

 

JGRで宮田くんがよく「大ちゃんはほんと5歳児だなあ」って言ってるんです。宮田くん、絶対オタクのツイッター見てるだろ。おそらく宮田くんの「5歳児」と私の「5歳児」の言葉の範囲が噛み合ってないから私は「5歳児」に違和感を覚えるんだけど、でも言いたいことはすごくわかる。

有岡くんあんだけ仕事できるのに、たまにびっくりするくらい抜けてるんだよね。仕事ベクトルはこの上なく伸びてるのに、別の、上手く言えないけど、生きていく上で人が成長させていくはず別のベクトルが5歳児みたいなんですよ。これは褒めてます。邪気が無い。邪気ベクトルが伸びてない。悪意がない。無邪気な少年みたい、っていうのすごくわかる。

 

 

佐久間くんと康二くん、度々「有岡くんかわいい」って言っててそうだろうそうだろうとニマニマしてます。深澤さん有岡くんにかまってほしい感じがあって、JJのありふかコンビ意外と好きです。特に深澤さん、スノメンバー+有岡くんでやるときめちゃくちゃ子供っぽくなるんだよね。深澤さんが仕事しなきゃ‼っていう役目とか気負いを放棄して子供っぽくなるのを安心して甘えてるって解釈してて、スノーマンのメンバーはわかるけど、有岡くんにも甘えるんだっていろいろ感極まって画面の向こう側で大号泣してます(ゲームを楽しむコンテンツですよ)